Yutaの formosa life

台湾茶が好きすぎて留学しちゃった大学生のブログ。台湾留学・台湾茶・中国茶について書いていきます!留学中は台湾現地の生の情報も発信!

台湾中国語と中国大陸の中国語は発音が違うってホント?両者の違いを徹底解説

 

台湾と中国。。。

どちらも中国語を使う地域ですが、ちょっとだけ中国語が違うのをご存知ですか?

前回は中国語の漢字の違いについてお話ししました。

koutaiwan.hatenablog.com

今回は前回の続き。

発音の違いについてお話しします。ぼくが初めて台湾に旅行に行った時はこの違いを知らなかったから困ったなぁ…

※ここでは、主に北京で話されている中国語を「大陸中国語」、主に台湾で話されている中国語を「台湾の中国語」と表記しています。

 

 

 

 

中国語の発音、キツすぎる説

ぼくたちが日本の大学や中国語スクールで勉強するのは中国大陸の中国語です。中国語を勉強する人のほとんどがこっちを勉強します。

舌をまく反り舌音があったり、声調を意識して発音したり…初心者には大変。やる気がなくなるわ(笑)

でも台湾の中国語だと…この大変な発音から…解放されるかも?

それでは、中国大陸の中国語と台湾の中国語を比較していきましょう。初心者で中国語を投げ出そうとしている方、必見です!

 

陸中国語はキツくて激しい

反り舌音がある

中国語初心者が必ずぶち当たる大きい壁…反り舌音

「我是日本人。うぉーしーりーべんれん。。。あぁ…やっぱりムリ」

ってなりますよね。自分の国名を言うだけでもめちゃくちゃ反り舌音があって難しいなぁ、中国語やーめたって投げ出す人が多いらしいですよ。まさに初心者泣かせ。

反り舌音のコツも記事を書く予定なのでお楽しみに!

 

【追記:「反り舌音」の記事 公開しました!】

koutaiwan.hatenablog.com

 

声調をとにかく頑張らないといけない

中国人がしゃべっている様子を「チャンチュンチェン」みたいに聞こえる、という人が多いですよね。しかもウルサイ、という人も。

こういったイメージ、正解です!中国人はウルサイ。そして声が大きい。これは声調の変化が大きいので大きい声を使って抑揚をつけたり、リズムをつけたりしているのです。

声調も中国語初心者がつまずく大きな壁です。この2つの壁のせいでどれだけの初心者が脱落したことか…

 

でも!台湾の中国語はこの2つの壁がほぼないです!反り舌音ときつい声調からサヨナラできます。もし反り舌音と声調で悩んでいる方は台湾の中国語を勉強すべし!

 

台湾の中国語はゆったりリラックス

反り舌音がない

えっ…自分が悩んでいたのはなんだったの…?と思っている方、おめでとうございます!台湾には反り舌音がほとんどないんです!でも、大陸中国語を勉強している人にとっては困ることもあるんですよ。。。

 

ぼくが初めて台湾に旅行に行った時、台湾の空港のバス停で「你是日本人嗎?」(大陸中国語発音:ニーシーリーベンレンマ?)と言われました。中国語の一番初めに習う文ですよね。

でも、ぼくは聞き取れませんでした。理由は、台湾人が反り舌しないで話したから。反り舌をしないと「ニースーズーベンゼンマ?」となります。いつも習っている大陸中国語と発音が違いすぎるため、ぼくは聞き取れなかったんですね。

 

あと、反り舌が完全に無いわけではありません。二(erの2声)のrは発音します。例外はあるけれどほぼ100%舌は反りません

反り舌音がない理由

台湾には中国南方の独特の表現があるから。つまり方言ってことです。日本でも関西弁と関東弁(標準語)のようにたくさんの方言がありますよね。これと同じで中国と台湾にも地方によって方言があります。

その中の1つに「南方独特の表現」として反り舌音がない発音方法がある、ってこと。反り舌音が苦手な人はかなり助かるのではないでしょうか。

反り舌音はどんな風にかわるの?

説明するのが難しいので、表にしました。中国語初心者の方のためにひらがな表記にしています。

中国大陸の発音は反り舌音がはいるのでひらがな通りではないですが、台湾のほうはひらがな通りそのまま発音してOKです。楽ですねぇ…

もっと簡単に言うと、台湾の中国語は、陸中国語の「h」を抜かして発音したものと一緒(例えばchiは「h」を抜いたciと同じ発音)です。「r」はちょっと違うケド…

いやぁ~この表めちゃくちゃ使える!ぼく天才かもしれんなぁ…

 

そういったわけで、台湾の中国語は、まとめると反り舌音がなく、表をひらがなのまま読むべし!ってこと。とっても簡単な発音ですよね!これで反り舌音から「ほぼ」サヨナラできます。うれしすぎる!

声調は大陸中国語よりもゆるい

中国大陸の中国語は声調の抑揚が激しいことは先ほどお話ししました。大陸中国語と比べると台湾の中国語は抑揚が少なく穏やかで、ちょっと日本語と似ているような気がします。

台湾の中国語の声調はちょっとだけ上げ下げすれば簡単に通じます。ぼくは旅行の際に中国語を話していますが、ちょっとだけ抑揚をつけるだけで理解してもらえました。

やっぱり台湾の中国語はストレスなく話せます。きつい声調ともサヨナラできます。台湾の中国語最高!愛してる!

語尾が聞いていてほっこりする・かわいい

そして何といっても語尾が最高!

語尾が「OK啦~」(OKだよ~)「可以喔~」(大丈夫だよ~)のように、なんだかゆったりしてしまう可愛い感じですよね!台湾の中国語は聞いていてほっこりするものが多いです。

 

いかがでしたか?皆さんが思っていたよりも違いがあったのではないでしょうか。

どちらの中国語が好みかは皆さん次第ですが、ぼくは台湾の中国語が大好きです!

台湾大好き!愛してる!

 

幸太